粗糖市場下落の可能性

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世界指標となっている粗糖取引価格は2006-07年度に平均ポンド当たり11.9セントと25%の下落を転じることが予測されている。


この予測を立てるに当たってオーストラリア農業経済局(ABARE)は、2005-06年度の中間期に見られた価格高騰に世界供給量が応えようとしたため、供給量は需要より急速に伸び、そのことが2006-07年度に市場価格の下方圧力となると話した。

 世界の二大サトウキビ生産国であるブラジルとインドのサトウキビ生産高がブラジルで8%増の3,300万トン、インドで17%増の2,450万トンと予測されており、エタノールと粗糖を合わせた需要増を上回る伸びを示すものと予測されている。
その他タイのサトウキビ生産、中国のビートとサトウキビ生産、ロシアのビート生産とも作付面積の増加によって15%以上の増産が見込まれている。