食品スーパーはこんなキーワードは大好き

 食と健康へ関心が高まるなか、集客や売り上げ増を狙って「食育」を営業戦略に採り入れるスーパーや外食産業が増えてきた。健康メニューの提案にとどまらず、大人向けの健康測定なども盛り込んで工夫を凝らす。

「食育とはなんぞや」という話はスルーします。こちとら商売ですから何でもします。
「食育って儲かるの?」「食育ネタで売り上げアップするの?」そこからスタートしてるのは想像に難くありませんね。

どちらにせよ、必要な栄養素をサプリメントではなく食品から摂るという基本姿勢が大事。
そこから食材の選び方や調理法へ進んでいくのがいいですよね。


「味つけサシスセソ」の科学 (宝島社新書)

「味つけサシスセソ」の科学 (宝島社新書)

レシピ集ではありません。
料理の「コツ」といわれたノウハウを科学的に分かりやすく解説しています。

"魚は水から煮てはいけないのはどうして?" 水から煮ると表面がなかなかかたくならないから、アクや臭みがうま味と一緒に煮汁に出てしまううえに、形崩れも起こしやすくなる。 だから、魚を煮るときには、煮汁を沸騰させてから魚を入れる。こうすると魚の表面のタンパク質が熱でいっきに凝固して、身のうま味が外へ流出するのを防げるからだ。煮魚はスープではなく魚そのものを味わう料理なので、うま味が煮汁のほうに溶け出しては困るのだ。その際にあまり強火でガンガン煮続けると、表面だけでなく魚の身の組織全体が収縮し、うま味を逃してしまうことがあるので、魚を入れて再び沸騰したら火は弱めに調整する。 「味つけサシスセソ」の科学 第三章「煮る/蒸す」コツを科学する!より


調理方法のコツって理論的なのは分かってはいるけど、その知識って結構あいまいだったりするのでこういう本って役にたちます。